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ジャワは天国

戦時中に陸軍内部ではこんな言葉があったという。
「ジャワは天国、ビルマは地獄、死んでも帰れぬニューギニア」といっていたというのである。
日本人は骨が好きで、石(墓)を拝むのが特徴だという。
麻薬が御法度だというのも、それをやると火葬したら骨が残らないからなのかもしれない。

遺骨の収集は日本人の永遠の趣味なのである。骨を愛するひとが日本人なのである。
骨が戻ってこない死に方が一番哀しいのである。遺族の気がおさまらないからである。
日本人の宗教の核心はその骨にあるということである。
実は、まずいお酒というのはその骨がない酒のことなのである。

醸造酒である日本酒にアルコールを添加すると、その骨が溶けてしまうのである。
米の気を殺してしまった酒だから、きれいと感じることはあっても心に叶わないのである。
アル添の酒というのは、お酒のアルコール漬けだから死体を保存しているようものである。
食い物とは生気を食うことだから、死んでいる酒はただの致酔飲料であってお酒ではない。

お酒というのは、その気を味わうからうまいのである。アルコールがうまいのではない。
だから、アルコール添加は邪道なのだが、大量に混ぜなければ気が付かない。
アル添は女性の薄化粧と同じで、大袈裟にならなければそれは華を添えるテクニックである。
お酒なら、純米は極楽(まとも)、本醸は奈落(堕落)、死んでも飲みたくない三増普通酒である。
by munojiya | 2009-08-18 01:01 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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