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061115 歳をとって飄々とした味

森繁を、子供のころ、伴淳〈ばんじゅん〉とか板妻〈ばんつま〉のような愛称だと
思っていましたというのは、朝の森毅〈モリタケ〉のラジオ番組のリスナーである。
庵主も、その訃報を聞いたとき、一瞬、森田繁夫だったっけ、森山繁太郎だったかなと
フルネームを探したから、明治ならぬ森繁久彌の存在感も遠くなりにけりである。

Xデーが言われてから久しいからである。その名声は弥栄〈いやさかえ〉である。
が何年にも渡つて推敲を重ねた文章か。』というのが可笑しい。 ●出典(コメント欄)
同じ森本毅郎〈もりもと・たけろう〉の番組のリスナーの投稿に、
「森繁のように歳をとって飄々とした生き方をしたい」というのがあった。

はたして、その歳になったときに自分にはそんな風貌を醸し出せるだろうかというのである。
熟成を重ねて飄々とした味わいになったお酒というのは庵主には思い浮かばないのである。
森繁の代表作は「夫婦善哉」と「猫と正造と二人のおんな」だと森毅はいう。
頼りない男を演じさせたら最高だったという。

思えば森毅がそんな男のイメージと重なるからそのコメントは笑えた。たしかにそうだよな。
頼りないという男というのは男の誉れだろうと思う。
しっかりしている女にめぐりあえたという男の自慢なのである。
お酒は熟成するとみんなしっかりするのである。庵主はそういうお酒と出会ったのである。

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森毅(森本毅郎)は、以前、若い女の子との“出入り”をフライデーされたことがある。
一時それが病気になっていたという。フライデーされるという頼りなさが可笑しいのである。
庵主の森毅に対する頼りない男というイメージはその噂を聞いていだいたものである。
その後も森毅か飄々として頑張っている様はまさに森繁が演じた男を地でいっているのである。

by munojiya | 2009-11-15 01:29 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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