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10-01-29 多田信男「磯自慢」

多田信男〈ただ・のぶお〉。「磯自慢」である。
静岡のお酒「磯自慢」の杜氏が、多田信男杜氏である。
その「中取り純米大吟醸35」は、たしかにうまい。いや、凄い。
うまいとか、まずいとかを考える必要がないお酒だからである。

そういう次元は遥かに越えていて、その味わいからどこまでその深さを見極められるか
というのがそのお酒の楽しみである。「うまい」という言葉しか知らないともどかしくなる。
味わうというよりも鑑賞するという領域のお酒なのである。
呑むというよりは、心で味わうお酒なのである。舌ではなく、心で感じる「うまさ」なのである。

口に含むとすっと体が呑み込んでしまうから、しっかり味わうことである。
悦楽の時間はあっという間に過ぎていくのである。
こういう記事(YOMIURI ONLINE)があった。
初めて覚えた杜氏の名前が多田信男だという人は幸せである。

それをきっかけにして、名杜氏が次々に目の前に現れるのである。そのお酒がまたうまい。
突然、目の前にうまいお酒の世界が開けてくるのである。
う・ま・い、のである。
納得と、満足と、感心の嵐が巻き起こるのである。それは感謝の気持となって収まるである。
Commented by sol at 2012-09-08 17:46 x
素晴らしい的確なコメントですね。私、磯自慢が大好きで、この多田信男も見つけてすぐに購入しました。すぐ飲みきってしまいましたが。以下、関連記事アップしています。

http://trinidad.blog.so-net.ne.jp/2012-05-28

http://trinidad-parallel.blog.so-net.ne.jp/2012-07-18
by munojiya | 2010-01-29 00:36 | 番外篇 | Trackback | Comments(1)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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