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2010-03-11 金色ビール

庵主が苦手な色が、金色である。
若い女の歌手(名前を失念)が、「私は[色は]ゴールドが嫌い。シルバーが好き」
と言っていたのを聞いてことがあるから、庵主と同じ好みの人がいるようである。
万年筆も金ペンのものは買わない。銀色にメッキされたペン先のものしか使わない。

が、しかし、唯一金色が許容できるものが三つある。
唯一が三つあるというのもおかしな話だが、いずれも「麻薬性」で括れるから一つである。
一つは煙草のパッケージ、一つはチョコレートの包み紙、そして缶ビールのデザイン。
それらは金色がうまそうに感じるのである。見えるのである。色に心惹かれるのである。

アサヒビールの缶入りビール「熟撰」である。金色のデザインが美しい。
思わず手に取ってみたくなる。うまそうに見えるのである。うまそうに。
一缶容量350ML小売値近所の酒販店で230円、を飲む。
切れがいいビールである。庵主には切れが良すぎる味わいである。

「熟撰」「プレミアムモルツ」「ヱビスビール」(超長期熟成を除く)がそうである。
それらは庵主には切れが良すぎて飲んでも心に残らない。もう1杯という気が起こらない。
まずいという印象も残らないからそれはいいビールなのだろう。無難な味なのである。
ビアリキュールはややもするとアルコールを感じてしまうが、さすがにビールにそれはない。
by munojiya | 2010-03-11 00:33 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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