2010-04-22 モンテプルチアーノ
モンテプルチアーノ、がそれである。
それを覚えるのに何日かかったことか。いや、何か月か。
覚えても、何の役にも立たないのである。使わないものだからすぐに忘れてしまう。
カベルネ・ソーヴィニヨン。
庵主に覚えられるわけがない。
こうして書けるのは、それを「それ」で語句登録してあるからである。
庵主の変換辞書ではどこでも売っている「それ」が「カベルネ・ソーヴィニヨン」である。
ふつうはその隣に並べて置かれている「あれ」が「シャルドネ」である。
書けるのである。しかし、それを言おうとすると、あれっ、言葉が出てこない。
「あれ」を言おうとしても、その「カルベネナントカ」が出てこないから、
見栄がはれないのである。それ以前に「あれ」「それ」では話が通じない。
庵主がワインになじまい理由である。
だって、意味のない言葉を覚えてもしょうがないからである。
加えて、庵主の場合、ワインとの出会いは一期一会のことが多いから、銘柄を覚えても
意味がないのである。それを飲んだという経験が役に立たないのがワインの世界である。
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では、なぜモンテプルチアーノを覚えているかというと、うまかったからである。
750MLで1180円で売っていたワインである。
庵主は焼酎やワインに千円以上お金を出す気にはならないが、それはポイント100点還元
だったから実質1080円なので、徳俵千円ということで買ったみたらうまかったのである。