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2010-09-15 第三のビールに増税構想あり

第三のビールの増税構想があるという(2010年9月13日のラジオ放送による)。
ビール会社は安価なビールを造るために脱法行為ともいえる手段をとって
次々にまずいビール(みたいな酒)を造りだしてきたことはご存じの通りである。
真面目ビールが1缶200余円のときに、代用ビールなら100円余で買えるのである。

この不景気のときに2倍の値段差は大きい。庶民は多額な酒税を払えなくなってきたのだ。
そのため、まずいのは承知の上で酒税負担が低い100円ビールを買ってしまうのである。
背に腹は換えられないからである。飲まないのは寂しいし、ない袖は振れないからである。
おかげで、本物ビールを口にするときのうまいこと。幸せが一つ増えたのである。

増税目的はビール(正しくはビール様飲料)の品質低下に歯止めをかけるためではない。
つまり飲み手の口幸〈こうふく〉を慮〈おもんぱか〉ってのことではないのは勿論である。
最近は、流通業者が主導して造らせた韓国製の代用ビールが出回っていて、
「ハイト/プライム ドラフト」などは近所の酒屋で350ML缶が90円で売られている。

水やジュースより安い酒が出回っているのである。
それでは飲酒を誘引することになりかねないというもっともらしい理由を上げる。一理ある。
また、ビール類の税率(税額)を見たときに、代用ビールは麦芽の使用量に比例して税額に
差額を付けている酒税法の主旨に悖るというさらにもっともらしい理由を上げるのである。

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実は第三のビールには中身に二種類ある。麦芽を使っていないビール似のそれと、
麦芽を使って造られた発泡酒に醸造アルコールを混ぜて造ったリキュールビールとである。
前者(キリンの「のどごし生」やサッポロの「ドラフトワン」)は麦芽の使用量の制約の
外にあるので今回の増税構想を達観しているという。業界の対応も二つに別れている。

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それはともかく、笑えるネタを一つ。

by munojiya | 2010-09-15 00:15 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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