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2010-10-05 口は禍の門とする言霊の国

日本は言霊〈ことだま〉の国であるという。
庵主は日本で暮らしていてもそうは思わないのだが、実はそうなのだという。
すなわち、不吉なことを口にするとそれが実現するからそれを言葉にしないという風である。
戦争をするときも、負けたときのことを考えないで突っ走るから始末におえないという。

最悪のときの対応を考えないで事を起こすからそうなったときに発狂してしまうのである。
玉砕と自決しかなくなってしまうのである。日本語では戦争ができないというのはそれか。
悪いことを言葉にするとそれが実現してしまうからそれを避けるというのが「言霊」である。
二、三日まえに、10月3日は「倒産の日」だと書いたらそれが現実になってしまった。

福井の源平酒造が倒産したというニュースが10月3日に流れたのである。
なんでも創業1673年、三百余年の伝統を誇る蔵元である。お酒は「源平」だという。
庵主は聞いたことがないから、地元だけで売っている蔵なのだろう。
これまでは、それだけでやってこられたということである。本当はそれでいいのである。

が、地元でお酒が売れなくなったのである。このスレ(掲示板)に意見が集まっている。
要するに、真っ当なお酒もそうでない紛い物も一様に日本酒と呼んでいるものだから、
紛い物を日本酒だと思い込んだ呑み手がそのまずさに辟易してお酒から遠ざかるのである。
うまいお酒が日本酒、そうでない日本酒風味飲料は新ジャンクと分けるべきだったのである。

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誤植訂正 「新ジャンク」は「新ジャンル」の間違いでした。つい潜在意識が作動して。

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“日本軍”は、宇宙でも戦争ができないのである。
最新鋭艦宇宙戦艦ヤマトは、甲板の上にしか防御用の装備がないのである。
宇宙空間で艦底方向から攻められたときに防ぎようがない構造で飛び立つのである。
「敵」は、そんな卑怯な攻撃をしないという極めて日本語的発想で戦うのである。

by munojiya | 2010-10-05 00:17 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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