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2010-10-25 時局物 チリの栄光、チリの絶望

それは感動的な場面だった。
チリの炭鉱の落盤事故で地底深くに閉じ込められていた33人の坑夫が69日ぶりに
全員無事救出されたのである。2010年10月14日(日本時間)のことである。
全世界から集まったマスコミが注目する中での救出劇だった。用のない日本のマスコミもだ。

当初、救出のために必要なトンネルが堀り上がるのはクリスマス頃になるとされていた。
それが2か月余も早まったのだからチリの救出努力は称賛に値する。
チリはその声価を高めたのである。
2か月にあまる期間を地下で耐え抜いた坑夫たちはヒーロー扱いである。

救出現場に立ち会ったピニェラ大統領も「感動した!」(脚注)と手放しで狂喜していた。
が、「鉱山会社は安全対策にもっとお金を掛けろ」というのが救出された坑夫の言である。
で、救出作業はチリの政府がやったのか、その鉱山会社がやったのか、庵主には判らない。
それより前に、チリという国がどういう国なのかが、庵主は分からないのである。

ただ一つ、その大統領が坑夫チームと閣僚チームとのサッカーの試合を持ちかけ、
「負けたチームは鉱山に送る」といったということを聞いてその程度を知るのである。
北朝鮮に連なる粗末な国なのだろうなと理解したのである。実態は知る由もないが。
本当の感動というのはうまいお酒を呑んだときのようにじわっーと湧いてくるものである。

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脚注:
「感動した!」の正しい発言内容は、時事通信によると、
『大統領は「チリはかつてなく結束し、世界でより尊敬されるようになった。
作業員らは偉大な模範だ」と生還を果たした33人をたたえた。』という。

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余話である。大統領は、金鉱山の地底に閉じ込められた33人が無事救出されるまでの間、
通じている電話で、地下に閉じ込められた坑夫にたえず励ましの電話を掛けていたという。
救出作業は進んでいるからまもなく救出されるぞという希望を与えつづけたという。
遠いチリのことは報道されるが、頻発している中国の炭鉱事故は紙面には載らないのである。

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補足である。青雲和尚が今回のチリの報道を解説してくれる
なぜ、用もない日本のマスコミがそんなものに動員されたのかという疑問の解明である。
賢者は「666」のほかに「33」というキーワードも覚えておかなければならないという。
役者でなければ大統領とか首相は勤まらないようである。中には“大根”役者もいるが。

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蛇足である。
全然人気のない役者を大根役者という。下手くそな役者という意味である。
大根は食中毒にならないという。つまり、出てきても当たらない役者だというのである。
“大根”は、貝割大根〈かいわれだいこん〉であることは勿論である。

by munojiya | 2010-10-25 01:04 | 時局物 | Trackback | Comments(0)

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