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2010-11-03 日本にない文化

中国には儒教という有り難い教えがあるのに、中国人はなぜ野卑なのか。
日本には武士道という高邁な精神があるのに、日本人はなぜ怯懦なのか。
米国にはヒーロー道という前向きの勇気があるのに、アメリカ人はなぜ野蛮なのか。
いずれも、自分たちにないものをそれに求めるからだという説を読んだことがある。

三島由紀夫、野村秋介と「国を思う」男はさっさと自殺してしまうのである。ひ弱なこと。
その大言壮語はどうしたのかと、庵主は思ってしまう。凡人と違って先見の明があったか。
お前らは生きろ、俺は先に死ぬというのは無責任の極みということなのではないか。
最初から死ぬつもりなら、国を讃える必要すらないからである。鬱病でしょうで落着か。

生きつづけるからこそ、誇りとする栄光の国家でなければならないのではないのか。
それらの大言壮語もまた、自分の中にないものを求める行動と同じだったようである。
いまの民主党のたよりない政治運営を批難する声は少なくない。
評論家は多いのである。そういう勇ましい言説を大言壮語というのだったっけ。

じゃ、あの野卑な中国と外交をやってみろといわれたら、口先だけの評論家はできるのか。
駄目な政府ならばどう支援して真っ当な政治をさせるのか。力添えをする気はないのである。
日本にある文化は、いじめと他人の足を引っ張ることである。そこに武士道は見当たらない。
日本にある麗しい文化はうまいお酒である。無縁の人にも美酒を勧める武士道がそこにある。
by munojiya | 2010-11-03 00:17 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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