2010-11-24 ボジョレ・ヌーボーの邦訳
ボジョレー地方産出のワインの新酒という意味らしい。
いうならば、うまいまずいは問題にしない初鰹といったところか。
その邦訳を付けた人がいた。
友里征耶〈よめない〉氏である。
それを、いうなれば「お屠蘇」みたいなものだと言い切ったのである。
なるほど、BNは「フランスお屠蘇」でいいか。
それ、いただきである。
『8月下旬からの好天のおかげで、フルーティで活気のある、ほど良いタンニンを
兼ね備えた』(同上、以下同じ)というのが今年のお屠蘇の出来栄えであるという。
どの年も、きまって『今年の出来は良い』という不思議なお屠蘇なのである。
それでもみんな(友里氏でさえ、である)騙されて、おっとおつきあいで口にするのである。
日中友好という言葉があるが、日仏友好酒なのである。友好するのに文句あるか。ないっ。
友里氏は今年のお屠蘇を『美味しい』と太字で書いているのである。
もっともその後にちょっとした言葉が続いているのだけれど。
『しかしヌーボーにタンニンなんて感じるのでしょうかね。』と友里節は健在である。