2010-12-05 12月のお酒
お酒は毒ですよ。
お酒の主成分であるエチルアルコールは猛毒なのである。
それが呑めちゃうという不思議。世の中は理屈どおりにはいかないのである。
人間が本当に利口なら酒なんか呑まないのである。
自分の身を痛めるものを口にするのは気違い沙汰だからである。
酒は気違い水というが、それは呑んだあとに現れる症状をさして言うのではなく、
そういう危険なものと分かっていても呑みたいと思わせる酒の魔力をいうのだろう。
人を、自滅に導くことを平気で行なう気持にさせる水(飲み物)だというわけである。
人を気違いにする水だというわけである。
それだけ魅力がある水だということである。
人は理性では動かないのである。だから“理性”で動く宗教は狂っているのである。
人が惚けるのは、死の恐怖を忘れさせてくれる神の親切なのだという説がある。
じゃ、酒を飲んでぶっ倒れるのは、その日のための予行演習なのか。
酒を飲んで、いったん死んでは、また生き返るのである。
惚けも、酒乱も、宗教も、回りの人が迷惑するという点では大して変わりないのである。