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2010-12-11 個人がお酒を造れないシステム

新聞の記事やTVの番組は誰のために書かれ、作られているのか。
少なくとも、読者や視聴者のためにではないことは確かである。
なぜなら、読者は新聞代を払っていないし、TV局にはお金を払っていないのである。
新聞社やテレビ局にお金を払っているのは広告主(スポンサー)なのである。

当然、新聞社やTV局は広告主のために書くのである、番組を作るのである。
広告主が喜ぶように記事を書き、番組を作るのである。
そうしないと、自分たちの食い扶持が稼げないからである。
読者や視聴者を喜ばせても一銭にもならないからである。

もちろん、酒井法子とか市川海老蔵とか、読者や視聴者が喜ぶものを提供するが、
それは広告主がそうすることでより喜ぶからであることは想像に難くない。
「読者」とか「視聴者」というのは、「カモ」と読むのである。
お酒は無免許で造ることは禁止されている。殆どの呑み手は酒造りに金を出すことはない。

ならば、呑み手は造り手に対してなんにも言えないのか。それが逆なのである。
呑み手は造り手にどんどん注文を出してもいい特権をそれによって保障されているのである。
もっとうまいお酒を造れ、と造り手を叱咤激励することは呑み手の当然の権利なのである。
自分が呑むお酒造りを禁止することは、呑み手にその権利を保障するということなのである。

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「刑事」のことを「デカ」という。明治の頃、刑事が着ていた角袖に由来するという。
カクソデが縮まってカデになっり、それがひっくり返ってデカである。
「カモ」というのは、モカコーヒーでも飲みながらのんびり記事を読んでそれを信用し、
TV番組を見てはその内容を信じて疑わない のどかな人達という意味なのかもしれない。

by munojiya | 2010-12-11 00:50 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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