2011-01-09 余外篇 緊縛写真
さらによく見たら、ただ、終わっても席は立っちゃダメ、だった。全景。
世の中には器用な人がいて、女の人を上手に縛っちゃう人がいる。
綺麗に縛られたものは美しいのである。いや、縛られている人によるか。もう一つの顔はこれ。
一方、お酒を綺麗に縛る人もいる。
菰樽〈こもだる〉がそれだ。
一升瓶の上手な縛り方というのもある。
こちらは包み方というべきか。
うまいものである。綺麗なものである。
ただし、包まれている一升瓶はうまいお酒でないと哀しいのである。
もらっても困る。呑まないでおくのも勿体ないが、呑んでもつまらないからである。
お酒もまた包まれているお酒によるのである。
本当は、いただき物のお酒にケチをつけてはいけないのである。
贈り主の心を味わうものだからである。
そういうお酒を、うまいとかまずいとかいって味わっているうちはまだまだである。
まだまだ未熟な不器用な人なのである。
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「私の人生を返して映画」のリストというのがある。酒もそれぞれだが、映画もまた同じである。