人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2011-02-12 それは逆 金の切れ目が縁の切れ目

金の切れ目が縁の切れ目という。
男と女の別れゼリフである。
それはまた人生の終焉を飾るセリフでもある。
収入〈おかね〉がなくなってしまったらその先は生活していけないからである。

しかし、それは逆ではないのか。この世との縁の切れ目が、お金との切れ目なのである。
もうお金に執着する必要がなくなったんだよ、ということなのである。
大往生の時期だということである。人生のけじめをつける時だというわけである。
金がなくなったからではなく縁が切れたから終わりなのだと考えれば気が楽になるのである。

夜の蝶、といえば、好きな人はその意味がすぐわかる。やにさがるのである。
夜と霧、といえば、多少本を読んでいる人ならその意味がすぐわかるのである。
ナチスドイツ時代のドイツは、異常に健康を称揚するという不健康な時代だった。
その時分、ドイツ人の精神薄弱児〈ふけんこう〉をばんばん殺処分していた史実をいう。

今日本はメタボを目の仇にしている。煙草も駄目である。次の段階は不健康の撲滅に進むのか。
一人で生活できない要介護老人などは、まさに金の切れ目がこの世との縁の切れ目である。
時給千円で一日8時間介護してもらったら月間24万円である。お金がある人ならできるが。
金の切れ目は円の切れ目といえば逆もまた真なりである。お酒の切れ目は「変わり目」という。
by munojiya | 2011-02-12 01:24 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya