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2011-02-23 時局物 踊るポンポコリン

「エジプトで民主革命」というのが新聞見出しだという。
日本人の中には、エジプトが民主化してよかったと喜んでいる人もいる。
そういう感想を余計なお世話というのだろう。おめでたい、ともいう。
肝心の足元が、“民主化”したことでかえって混迷を極めているのが見えていないのだろうか。

よその国の心配よりまず自分の国の心配をするのがまともな人間の判断力だと庵主は思うが。
アメリカの尾花、おっと小浜大統領の演説がすばらしいと称賛している日本人がいる。
よほど英語に精通しているのだろう。きっと耳がいいのだろう。
英語のそれを聞いても、庵主には何をいっているのか全然判らないのである。

もっとも、庵主は英語の映画ですら字幕がないと理解できないのだから、
大統領の演説がちゃんと聞き取れる人がうらやましいとしか言いようがないのであるが。
他人の利益より、まずは自分の利益なのである。宗教が莫迦にされるのは他愛だからである。
庵主は、非情なようであるが、蔵元が儲かるならアル添の三増酒でも構わないとは言わない。

金をかけてでも、もっとうまいお酒を造れと言うのである。
この時分、一部の杜氏さんは、夜もおちおち寝ないでお酒を造っているのである。
そういう過酷な仕事で造られたお酒がうまいのだからこればっかりはしょうがないのである。
エジプトの「民主化」を讃えたら何が起こるか。日本は自分の首を締めることになるという。

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単純なネット右翼は全部やめて憲法改正して、自主独立を! と言うが。
憲法改正時のその法の空白をねらって軍事攻撃されたときにどう対応するのか? とか。
ODAを切った直後、軍事攻撃されたときにどう対応するのか? という部分について、
だれもまともな回答をしない。

根性とか、神の国だからとか、誇りのためには死んでもいいとか。
大政翼賛会でやった間違いはやめよう。
』(同上)
政治は善人にはできないということである。
庵主のような単純な人には向かない商売なのである、政治家というのは。

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「莫迦じゃ なれない、利口じゃ やれない、中途半端じゃ 尚できない」というのは
ヤクザでしか生きることができない人達の自嘲の詩だというが、政治家も同じである。
そういう不運な人を横目で見ながらうまいお酒を呑んでいられるのが一番幸せなのである。
ただ、その幸せも、足元を見ないでいられる人にとってはという条件つきではあるが。

足元を見たくないから酔っぱらう。心地よく酔いたいからもっとうまいお酒を求める。
酒に逃避する自分を見たくないから酔いに縋る。アル高が踏み込んでしまう世界がそれである。
悪循環なのである。仏教はそれを輪廻という。その輪廻から抜け出ることを解脱という。
宗教を酔っぱらいと見るのも何だが似た様なものである。宗教と酔狂、発音も似ている。

その共通点は、自分が客観的に見えなくなっている状態のことである。
いや、見たくないと思っている状態というべきか。
自分の実際の姿ではなく、心に描いた理想を実像だと錯覚している状態である。
現実はみすぼらしいのである。宗教も酩酊もそれに嵌まると自分が美しく見えるのである。

宗教を笑う人は醒めているのである。その美意識が狂っているのが見えるからなのである。
生きることのルールは自己優先である。それを否定したら宗教なんか意味がないのである。
なのに宗教の論理は自愛ではなく他愛なのである。それってルール違反じゃないか。矛盾。
他愛のため、他人から心臓をくれといわれてホイホイと出せるかということなのである。

by munojiya | 2011-02-23 01:42 | 時局物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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