2011-03-19 東電の電力不足って本当なのか
計画に“ ”を付けたのは、その言葉には別の意味を含めているということである。
停電のやり方が計画的なのではなく、停電することが「計画的」だったのではないのか、
という疑念である。杜撰な実施内容を見ればそれが分かるのではないか。
では、賢明なネット情報である。おっとその賢明も“賢明”である。
『「現在の予想需要が4100万Kwとは、東電HPにもあるのでその通りとして、6448万Kw
から福島第一、第二、火力発電で失われた合計1357Kwを差し引いても5091Kw発電
能力はいまでもあるはずなのだけど...」
ドイツあたりでも東電の電力は十分余力あるはずと報道していた記憶が。
そもそも電力に不足などないのです。東電は嘘をついています。』駄菓子本(米欄)
もっとも庵主はそこに書かれた数字の確認をしていないが、もしその内容が正しいとすれば、
疑問を抱くことは当然である。その疑念を解消するのが陰謀論〈ばんのうやく〉である。
委細はリンク先の書き込みを読んでいただきたい。
ネットは、書き手の「賢明」と、読み手の「賢明」とのガチの現場である。
造り手の「賢明」と、呑み手の「賢明」との落差が、「まずい」という評価である。
呑み手の方が造り手よりも「賢明」だということである。情報もうまいのが読みたいのである。
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『無計画停電の理由なんだが、「発電所が・・・」なんてのは大嘘。火力発電所を動かせば
じゅぶんに足りるんだが、その、火力発電所を動かせない理由がある。「石油の供給が止まって
いるから」です。だったら備蓄を取り崩せばいいようなもんだが、政府が無能なので、備蓄
取り崩しの決定が出来ない。』駄菓子本
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『下衆の勘ぐりなんだけど
あんだけハデに並んだ福島原発がまったく機能してない状態で、停電の必要がなかったら
困るのは国民じゃなくて東電だよね。
「あれれ原発いらねえじゃん」て言われちゃう。
だからって停電を演出して病人殺すのもヤバい。
「計画停電」とか言いながら右往左往してんのは
そこらへんのジレンマで身動きできなくなってる
東電内部の“政治的事情”じゃねえのかよと。』駄菓子本(米欄)。いい邪推〈よみ〉である。
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いま福島の原発の現場で対応している下請けや自衛官や消防士は、ほとんど特攻隊である。
保安院は50キロ以遠に逃げたという。東電は原発現場から撤退したいと言いだしたという
話が伝わってきている(3月18日午後4時すぎのTBSラジオで)。こんな事情らしい。
どんな結果が起こるか分かっていても、無力だが生きて帰ってきてくれと祈らずにいられない。