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2011-03-20 松島トモ子「知らないで不安がらないで」

3月19日のTBSラジオの永六輔の番組である。
最近は、朝起きると「日本はまだやっているのか」と東京中心感覚(天動説)で不安を抱き
ながらラジオのスイッチをいれる。福島の原発からの放射能が増加して東京の赤坂にある
ラジオ局(TBS)も逃げたのではないか。ラジオはやっていないのではないだろうか、と。

今のところ、ちゃんと放送が続いている。まだ東京は放射能の心配はないということである。
その番組の中で、永六輔が怒っている。
原子力の専門家の言うことがさっぱり分からないというのである。庵主も同感。
まず、なんとかシーベルトという単位を初めて聞くから話についていけないのである。

で、その状況が安全なのか危険なのかが分からないから苛立つのである。
その番組にゲスト出演していた松島トモ子が「よく知らないで不安がらないでください」と
いっていたが、放射能をよく知っていたら却って不安が膨らむのではないだろうか。(脚注)
お酒がそうである。アルコールのことを知らないから呑めるのである。

アルコールの害毒をよく知っていたら怖くて呑めないのである。
あんまり怖いので、その不安を紛らすために酔っぱらって気を紛らわしたくなるのである。
そのためにお酒を呑むのである。
毒をもって毒を制すという言葉もあるが、元の木阿弥ともいうのである。

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脚注  
「グラフで見る全国放射能濃度の推移」というサイトがある。
なんと、『なお、福島県と宮城県は機器点検などの為欠測している。』のである。
そこまでしてデーターを隠す理由を邪推すると怖くなるではないか。数値が高くて出せない。

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海外からの評判は、日本人は大地震が起こっても暴動を起こさないというものである。
その番組で、北山修医師は、その我慢にも限界があるから、限界を越えるときがあるという。
気を付けた方がいい、皆が停電に耐えているときに煌々と電気をつけてやっているパチンコ屋
とかナイターを始めようなんて人達は。限界を越えたときの感情の受皿にならないように。

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それと東電の関係者もである。放射能に拳は突きつけられないからそれを放出した人に向かう。

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東京に庵〈いおり〉がある庵主〈あんしゅ〉にとっての関心事は、福島原発が放出している
放射能が人体に有害となるほどの量となって東京に流れてくるかということである。
すでに、「若者は西に逃げろ」と警告している人もいるのである。
庵主の身の回りにも、関西の親元から帰って来いといわれて避難した学生さんがいる。

ラジオの放送スタジオが東京から退避したときが、東京から逃げるときだろうが、
そうなった時点では逃げるのに難儀するのは目に見えている。遅すぎるということである。
自活できない老人や重症の入院患者は連れて行けないので見捨てられることになるだろう。
まず、自分の身を守るのが先決だからである。命あっての物種じゃもの。

スタジオが逃げる前の避難の機会は天皇陛下が京都に遷座されるときだろうが、
それが分からないのである。いま陛下は本当に東京にいらっしゃるのか。
17日に仙谷由人君が副官房長官に任命されて皇居で夜分に認証式を終えたとあるから、
認証は天皇陛下の御仕事なので、陛下は在京だと思ってもいいのだろう。

肝心な事は、東京から避難するときの方法がいっこうに伝えられないということである。
そういう事態になったらどうすればいいのか、それが分からないから不安になるのである。
判断材料(避難の選択肢)が事前に与えられていれば、あとは選択だから各自の判断である。
その情報がないのでただ疑心暗鬼に走るしかないのである。放射能が怖いからである。

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東電伝説まとめ ・3年前に地震に備えろと言われたけど無視してたら案の定ダメでした
・9ヶ月前に非常設備がボロだったの気づいてましたけどメンテめんどくさいので放っておき
 ました
・非常用設備だけど外に普通に置いてたので津波に流されました

・急遽代替の発動機を取り寄せたんですが、確認不足でプラグが合わず、使えませんでした
・東電の株価に影響がでると思ったのでアメリカやIAEAには大丈夫と言ってしまいました
・1号機が爆発したことで水素爆発が他の機にも起こりうることは分かっていましたが
 なにかするのは面倒なので放っておいたら3号機の爆発でポンプ機が4台いっちゃいました

・ポンプ機の見張り番を一人に任せていましたが、彼がパトロールに行ってる間にポンプ機の
 燃料が尽きてしまい、2号機の水位が0になって、最終的には爆発しました
・面倒なので電車込みて
[で]停電実施してたけど、官僚に怒られたので仕方なくやりました
・作業は下請けに任せて東電社員は全員県外に避難しました

・現場の人足りなくなりそうだからバイト募集しました
・計画停電で被災地かどうかは考慮しませんでした
・以前にも外部電源やディーゼル発電機が作動せずに電源喪失し、
 今回の一歩手前の事故を起こしていたけど隠蔽しときました
出典(831番)

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さらに伝説は続く。
クライマックス(最後の伝説)を知ったら、今度の事故は天災でないことが分かるのである。
他の国の事情はよくわからないが、わが国の原子力発電は嘘が多すぎるのである。
政治家もマスコミも評論家も左翼も東電がばらまくお金にたかっているからである。

・官邸から早期海水注入要請があったのですが廃炉を嫌だったんで無視しました
・水素爆発発生したから自衛隊と米軍に押し付けて逃げようとしました
・反原発団体や共産党が津波で機器冷却海水の取水が出来なくなる危険性を指摘してたけど
 無視しました
』(同上)

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最後は地図を見るにしくはないか。百聞は一見にしかず。

by munojiya | 2011-03-20 02:32 | 日曜日のくつろぎ篇 | Trackback | Comments(0)

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