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2011-04-15 期待大、充足感中、満足感小 その前振り

庵主は知っているのである。
食い物のうまさはその香りにあるのだと。
だから、花粉症で鼻がぐずついているときに、
香りが命のコーヒーを呑んでもちっともおいしくないのである。

鼻をつまんで果実を食べると、どれを食べても面白くもなんともないのである。
逆に、加工食品は原価を下げるために、即ち儲けを大きくするために香料全盛である。
「ファンタ」「コーラ」「サイダー」等々、中身は香料だけである。中身は何にもない。
果汁3%未満といったチューハイもある。5%未満といったら食品では無いと同義である。

「遺伝子組み換え大豆を含まない」とは組み換え大豆が5%未満ならそう表示できるのである。
缶入りの果汁5%未満の「檸檬ハイ」とか「梅酎ハイ」は香り付きアルコールなのである。
中身は何にもない。ただ、口当たりの良さはあるから商品としては成り立っているのである。
バーで飲むそれは本物果汁を使って作るものだから別物なのである。本物の味である。

お酒にも中身が何にもないお酒と本物のお酒があるということである。
どっちを呑むか、である。どっちを呑んでもいいのである。
花粉症でくしゃみと鼻づまりに苛まされているこの時期の庵主にはいいお酒は必要ない。
その味わいが、香りが、よく判らないからである。今時分は安い酒で十分なのである。
by munojiya | 2011-04-15 00:44 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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