2011-05-04 14人の美女
庵主はそのうち4人が分からなかった。
逆に言えば、10人も知っているということである。
これって、異常なのではないか。
縁〈えん〉も縁〈ゆかり〉もない女をなんで知っているのだろうか。
いや、知っているということ自体が縁なのかもしない。
知っていること、すなわち出合うことで世界が広がるということである。
知ることによって未来が広がるのである。
異常といえぱ、庵主にとっては酒銘のリストがそれである。
人気酒銘のリストがあると、知らない銘柄の方が少ないのである。
下手すると、そのほとんどに一度は出合ったことがあることがある。
お酒の顔が浮かんでくるということである。
顔が浮かんでくるというのはそのお酒を呑んだことがあるのである(←「あるのである」)。
お酒を知っているということはその造り手と出合ったということである。
ちょっとだけ自分の世界が広がったという快感なのである。
因みに庵主が知らなかったのは、MEGUMI、木下カエラ、木下優樹菜、蛯原友里である。