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2011-05-04 ベアードビール

地ビールという言葉がある。
地酒に準〈なぞら〉えて作られた言葉である。
地酒というと、今はナショナルブランドのお酒に対して、うまいお酒というイメージだが、
かつては、所詮田舎酒という低い評価のお酒だった。

大手酒造メーカーは大量生産に特化して、うまいお酒造りをやめてしまったのである。
効率的な酒造りを追求して、安定した品質の安価なお酒を造っている。
うまいお酒を造ってもたいして会社の利益に貢献しないから造ってもしょうがないのである。
その点、地酒の蔵元は、うまいお酒を造らないとやっていけないのである。

まずいお酒を造っても、大手酒造メーカーのそれには敵わないからである。
言葉を間違えた。安いお酒を造っても、大手メーカーのそれには勝てないのである。
お酒はビールと違って大量に造ってもうまくなるものではないということである。
ビールも実は、ほんとうにうまいビールは大量には造れないのである。

また言葉を間違えた。個性的な味わいのビールは多くは造れないのである。
そういうビールは癖があるため多くは売れないからである。
そのかわり嵌まってしまった人にはたまらなくいとおしいビールなのである。
沼津のベアードビールもそれである。庵主は突然それが無性に飲みたくなるのである。
by munojiya | 2011-05-04 01:05 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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