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2011-05-25 原子力用語の基礎知識

「ただちに影響はない」というのが、放射能に関する政府の決まり文句である。
英語ではそれを「差し迫った危険はない」というらしい。どこも同じだ。
意味するところは「真に受けると馬鹿をみる」ということである。
洋の東西を問わず、原子力用語は奇々怪々なのである。いや、欺々罔々である。

原子力用語というよりも原子力擁護とするべきなのかもしれない。
酒を飲んで運転しても、「ただちに影響はない」のである。
運転している方には「差し迫った危険」はないのである。
ね、「真に受けると馬鹿をみる」ことが分かるでしょう。

飲酒運転で事故を起こしたら、泣くのは当人である。
政府がそんなことは心配するなといっていると弁解しても始まらないのである。
車で引っかけた怪我人もしくは死者を目の前にして後悔しても遅すぎる。
楽天的な人は、そんな事故は滅多に起こらないと割り切ることができるのだろうが。

原子力発電は、その出自の悪さがどうしようもないということである。
原爆〈あく〉を原発〈ぜん〉と言いくるめるものだからである。
嘘と、広告による虚飾が欠かせないのである。多少飲んで運転しても「直ちに影響はない」。
もっと飲んでも「差し迫った危険はない」といって安心を強調するのである。

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あーあ、とうとう事故っちゃった。嘘がバレちゃった。原発は儲かるということまでも。
by munojiya | 2011-05-25 02:15 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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