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2011-08-21 さよならサントリー

下手物酒の先端メーカーであるサントリーがまたやらかしたという。
サントリーの濫觴〈らんしょう〉である「赤玉ポートワイン」は
世界の奇酒の一つだろう。
二重の意味で世〈にほんじん〉を欺いた酒だったのである。

一つは、ポートワインではないのにそれと称したこと。
もう一つはそれが真っ当なワインではなかったことである。
もちろんサントリーの創業者には騙す気持はなかったのだろう。
日本人に飲みやすいワインを造ったつもりなのである。

いまもその「赤玉ポートワイン」は造られているが、
さすがに名前は「赤玉スイートワイン」となっている。
「ブランデー、水で割ったらアメリカン」という広告もサントリーである。
広告のサントリーなのである。酒のサントリーでないところが微笑ましいのである。

どこか軸がずれている会社なのだろう。広告〈だまし〉のサントリーとして斯界の評価は高い。
麦芽の使用量をケチって、いわゆる発泡酒を初めて造ったのもサントリーだった。
今度は日本海を東海と書いたという。「“広告”上の表現で本意ではない」とはいうのである。
そのうちアルコールの美しさがサントリーのうまさですとでもいいだすのではないだろうか。

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「さよなら三角また来て四角」。さよならサントリー、また来〈やっ〉刺客〈ふばい〉
サントリーの広告文句にこういうのがあった。
「天然水は人間にはつくれない」。そりゃそうだろう。人工でないものを天然と呼んでいるの
である。「人工の天然水」なんかありえない。それは広告的はったり表現なのである。

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今度の話を聞くと、「金麦」の「壇れい」もチョウセン人なのかと思えてくるのである。
ネット情報では『執行役員 国際事業部事業開発推進部長 サントリーホールディングス(株)
国際戦略部長 朴 洪植
』(拠所米欄)だという。
念のため、サントリーHDのHPを見たら役員に「朴洪植」なんて人はいなかったのである。

by munojiya | 2011-08-21 01:02 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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