2011-09-24 この嫌味が可笑しい
笑わせてもらったという陽気な意味と、
他者に対してなんとなく信がおけないという疑念を浮かべる陰気な意味合いとがある。
庵主は、前者を「可笑しい」と、後者を怪しいということで「奇怪しい」と書き分けている。
「奇怪しい」はその程度が小さいときは、すなわち、それちょっと違ってないかという程度の
ときは「奇怪しい」ではおかしいので「おかしい」と書いているからどうでもいいのである。
そもそも一つの言葉で陰と陽の双方の意味を合わせ持っているというのがおかしいのである。
聖と邪を同時に合わせ持っている「神」という言葉もあるから陽と陰は紙の裏表なのだろう。
で、可笑しいのはこの嫌味である。
『野田佳彦首相は、国家の非常事態を救うため「金持ち大増税」で富裕層の「愛国心」の有無
を試せ!』拠所。そう主張する人は多分あまりお金を持っていないように思えるのである。
「愛国心」というのは、貧乏人に命を差し出させるオマジナイだとばかり思っていた。
徴兵に応じて「愛国心」を示せというわけである。
が、それは、お金持ちから税金を搾り取るためのオマジナイにもなるらしい。
はたしてお金持ちに「愛国心」はあるものか、一度見てみたい気もするのである。
「愛国心」があるならまず日本酒を呑めと言われたら、庵主の「愛国心」は旺盛なのである。