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2011-09-30 ビールからお酒へ

つい先だってまでは暑い日があったのに、今はすっかり肌寒くなった。季節は巡る。秋である。
見掛けはいつもと変わらぬ秋であるが、今年は放射能を盛大にばらまいた会社があったから、
その実、今なにが起こっているのか分からないという恐れは拭〈ぬぐ〉えないのである。
放射能は恐くないという人と、いや、低線量被曝でも危ないという人が対立している。

どっちの言い分が正しいのか庵主には判るはずがない。どっちでもいいという考えもあるが。
お酒のように、うまいか、まずいかは呑めば判るという代物ではないからである。
味もない、匂いもしない、目に見えないという猛毒だから、アルコールの比ではないのだ。
それを怖いと言わず何といったらいいだろうか。

と、同時に、怖いといっても始まらないから、いや終わらないから詮ないことなのである。
原発は壊れたら直せないという説がある。半年たっても直っていないからその通りなのかも。
庵主の体は季節が変わると好みの酒が変わるのである。夏は樽生ビールとスピリッツである。
今年の夏は、これまではさほどうまいとは思わなかった黒ビールに馴染んでしまったのである。

ダークラガー(いわゆる黒ビールである)がうまいと感じるようになったのである。
黒ビールは大手では「ヱビス/ザブラック」とキリンの「一番搾り/スタウト」しかない。
が幸いなことに前者はラガー、後者はエールと味わいの違いが楽しめるようになっている。
夏も去り、ひやおろしが出回る時期になった。今はビールよりもお酒に目がいくのである。
by munojiya | 2011-09-30 00:20 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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