2011-10-19 笑い話 駅弁のルビ
まずいのに高いからである。
で、庵主がつけた「駅弁」のルビは「ぼったくりべんとう」。
あれに1000円も出す人は経済観念がぶっ壊れているのだろう。
駅弁はパンハネ率が相当高いらしいようである。空弁も負けていないという。
『ショバ代が凄いからある程度はしょうがありませんよ
空港の中のレストランなどは売値の半分以上を持って行かれるところもあるそうですよ』
駄菓子本(163番)。庵主はそれを「からべん」と呼んでいたが「そらべん」だった。
庵主は、自慢ではないが、漢字が読めないのである。
居酒屋で「小白鶏」が読めなかった。「こしろどり」と読んだら「こはくどり」だという。
「亀泉」を「きせん」と読んだ前科があるから、「こしろどり」なんか微罪なのである。
「詳細」「該当」「脆弱」を「ようさい」「かくとう」「きじゃく」と読んでも許しちゃう。
『駅弁は実際はそんな美味しくないんだけどついつい買ってしまう
仕事終わりの駅弁とビールに勝る快楽はない』(58番)
そのビールも今は本ビールなのである。負の掛け算か。不味い×不味い=うまい。
それでも快楽を得られるのである。それを達人の域という。駅弁は七不思議の一つだろう。
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物は言いようである。『分かってねーな
駅弁ってのは高くても売れるから、その分材料費にも金が掛かってて、
安い材料ばかり使うコンビニ弁当より全然うまいから。
たまには家と深夜コンビニの往復だけじゃなくて旅行にでも行けよ』(229番)
「わかってねーな。
プレミアムのついているお酒ってのは高くても売れるから、
その分材料費にも金が掛かっているかというとそういうことはなく、
安い材料ばかり使う普通酒より断然うまいかというと、そうとも言えないから悲しいんだよ」