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2011-12-02 月桂冠の「ほろどけ/ゆず」

「月桂冠」といえば、ナショナルブランドでも上位に位置するお酒である。
「越乃寒梅」を聞いたことがない人でも、「月桂冠」を知らない人はいないだろうと思われる。
月桂冠は大手の酒造メーカーだから、お酒だけ造っていたのではやっていけないので、
アルコール飲料も売っている。

お酒というのは、わが国の伝統食品である。
アルコール飲料というのは新興の食品である。
お酒が在来宗教だとすると、アルコール飲料は新興宗教みたいなものである。
いずれも深くのめり込むと毒ではあるが、新興宗教の方がより怖い。

知らないうちにアルコールに慣らされてしまうことがあるからである。
お酒なら、今自分は酒を呑んでいるという意識の下に呑むからアルコールを意識しているが、
新興宗教は、その口当たりのよさの裏に実はアルコール(猛毒)が隠されているからである。
「ほろどけ/ゆず」がその実例である。“うまい”のである。

原材料:清酒、醸造アルコール、ゆず、糖類、酸味料、香料』とあるから一応清酒の流れと
見るのだが、実質は柚子リキュールである。そこにお酒の味わいを求めることはできない。
色は、かなり黄色いが、着色料は使われていないようなので、それは柚子の色なのだろう。
蔵元もアルコールを売るようになったら出世したというべきか、堕落したと見るかが難しい。

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手品のテンヨーは当初、手品道具ではなく、パズルを主力商品として売っていた。
手品屋がなんでパズルを売るのかという非難が起こった。手品をやれという期待からである。
しかし、テンヨーがパズルを売ったのは、まず販路を確保して、その売上で経営基盤を固め、
それから本格的に手品を開発するためだったのである。勿論目的は手品にあったのである。

by munojiya | 2011-12-02 00:32 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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