2011-12-14 こんな記事を信じられるか・その1
答えていたことが明らかになった。また、地球の周りを回る天体として太陽を挙げた人も2割
近くいた。この数値は小学生を対象に行った調査結果と大きくは変わらず、中高の理科教育の
意義が問われることにもなりかねない。』拠所
そういう記事が世に憚るのである。新聞記者は、いやデスクもそれと同列の馬鹿なのか。
「日本の大学生の25%は馬鹿である」というアンケート結果である。
さて、その記事を真に受ける人がいるのかということである。
そんな「報道〈ひまねた〉」が信じられるか、ということである。
その記事の正しい読み方はこうである。
『これ、「あまりにも基礎的な知識を聞かれた」=「出題者はマトモな回答が帰って来ないこと
を期待している」という空気をとっさに把握できた25%の学生は、期待に応えてマトモでは
ない面白おかしい回答を返した、という事なんじゃないかな。
つまり、「出題者の心理を読む」というコミュニケーション能力において、この25%だけが
合格点だった、と考えるべきではないだろうか。』同上(米欄)
馬鹿はその調査をした先生だったというわけである。それをそのまま載せた人も、か。
設問が「本醸造酒にはアルコールが使われているか」なら果たして何人が空気を読むことやら。
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「日本酒なんかまずくて呑みたいとも思わない」が25%だったりして。
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『ちょっとした調査で、「太陽が沈む方角」なんていう内容に対してマジレスする人の割合が
少ないのが普通のはずです。馬鹿げた設問に対して本気で答えるのが馬鹿げているという考え
方です。マジレスしていない調査結果を自信マンマンで発表する感覚が古いということでは
ないのでしょうか?』同上(米欄)。「天才バガボン」の主題歌のギャグを知らなかったのかな。