2012-01-23 肩書
その池田香代子さんを庵主は知らないが、その肩書が可笑しい。笑っちゃった。
「左翼翻訳家」とある。
翻訳に右翼調とか左翼調というがあるものらしい。
飯干晃一(ヤクザ作家)いうのもあった。
たしかにそれで分かるのではあるが、よく考えると可笑しい。苦笑しちゃう。
猫の餌用の缶詰を買う時に、「猫の缶詰ください」というようなものである。
それで意味は通じるが、その缶詰の中身は猫の肉じゃないって。
飯干晃一は、ヤクザをやっている作家ではないのである。
ヤクザを主題にした小説を書いている作家である。
作家自体がヤクザな商売だからあながち間違っているわけではないけれど。
「ババァ」というのは元気な女の人につける肩書らしい。
そのリストの何人かには会ったことがあるだから、庵主も左翼呑兵衛ということになるのか。
そういえば庵酒が一度人を集めてお酒の話をしたらその肩書が「日本酒評論家」になっていた。
わかりやすいけれど、庵主は業界人ではなくただの呑み手なので「呑み手与利」なのである。
立ち位置は、呑み手にとってうまいお酒の応援団なのである。一人で団と名乗るのも変か。
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造り手にとってうまい(儲かる)お酒もあるから、それに対する呑み手にとってうまいお酒。