人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2012-02-09 仮説(結)

庵主の仮説のもう一つは「人は、その正体は波長である」ということである。
電波も光も、その正体は波動だということを何かで読んだことがある。その受け売りである。
その借用である。つまり誰かが考えたことのいただきである。
庵主の仮説にはさらに「他人の考えたことも自分のものである」というのがある。

今、庵主が使っている言葉は自分で考えたものではない。
他人から聞いて覚えたものである。だから、自分の考えたことだと思っていることは
みんな他人の言葉の集大成なのである。学問上の仮説で新発見をしたとしても、それはその
学者が作ったものではないのと同じである。先人から受け継いだ言葉という鍵で開けただけ。

鍵を使って未知の扉を開いただけなのである。鍵は他人から貰ったものである。
それは今は自分が持っている鍵かもしれないが、それは自分のものではない。逆に言えば
他人の鍵ではあってもそれは自分のものなのである。他人の考え方は実は自分の物なのだ。
と思っているから、著作権を声高に掲げる人達と、庵主の考え方とは合わないのである。

そして、最近の仮説は「世の中は均衡で成り立っている」というものである。
陰と陽という東洋思想に行き着くのである。かつ陰が先というのも合点がいくのである。
人が亡くなるということはその均衡が崩れるから悲しいのである、いや虚しいのである。
そういう虚しさが生じた心に、うまいお酒は生気を充填してくれるからうまいのである。

-----

まずい酒というのは消耗する酒である。うまいお酒とは心を満たしてくれる酒をいうのである。

by munojiya | 2012-02-09 00:23 | 酒の肴 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya