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2012-05-02 番外篇 tatoo、アボガド、ビビンバ

タトゥー」は英語でよかったかのかと、念のため調べてみたら違っていたのである。
英語であること違っていなかったが、調べたときのスペルが違っていた。
タトゥーはtatooだと思っていたのである。
正しくはtattooだという。そもそも庵主が出合ったときのスペルが違っていたのである。

最初が間違っていたのである。
日本酒との出合いがそれである人が少なくないのである。
最初に呑むお酒を間違ったために、その後、うまいお酒に出合えないということである。
庵主はお酒はうまいのが当たり前だと思っているが、多くはそれはまずい酒だと思っている。

最初に出合った日本酒の、あまりの不味さに打ちのめされて、わが国の伝統文化に対して、
それ以降、お酒を見るたびに拒絶反応を起こしてしまうのである。
そういう衝撃的なお酒を、呑みやすいお酒ですと言って売っている人もいるのである。
造った当人は、そんな酒を呑んでいるわけがないのである。ト、思われるが。

出合いの間違いがあとあとまで尾を引くことがあるということである。
アボガドは、アボカドが正しいという。ナワトル語の語源が切ない。
ビビンバもビビンパと書いている人がいる。耳がいい人はビビンパなのかもれしない。
その「パ」は、日本語で言えば鼻濁音みたいなもので、耳のいい人だけが判るのだろう。

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韓国人は、日本人が「キムチ」と言うと、発音が違うと教えてくれる人がいるらしい。
「正しい発音」は、日本人には「キンチ」と聞こえるものらしいのである。
韓国人と日本人では耳が違うのだから、日本人にはその違いが聞き取れないのである。
その「キンチ」のことを日本語では「キムチ」というだけのことである。

日本人が「サントリーレッド」と言っているものを、英国人に「サントリーウレ」が正しい
発音だと言われてもそれが「ウレ」になるものではない。
その「ウレ」を日本語では「レッド」と言うのです、でおしまいである。
韓国の芸能人は、日本でキムチをその「キンチ」に正すと本国での株が上がるのだという。

仏蘭西人が博多を「アカタ」と読んでも、日本人は全然気にしないのである。
御国の事情があるのだから、無理にそれを「ハカタ」と言えとは要求しない。
イギリスなんか、本名は大英帝国というのに、日本人がそれをなぜかイギリスとキリギリス
みたいな名前で呼んでも全然文句をいってこないのである。紳士の国だからである。

中国もまた、日本人がフーチンタオを「コキントウ」と読んでも気にしないのである。
そんなことなんかで「中国人の心を痛める」ことはないのである。大人だからである。
大国は他国の発音にまで容喙しないものなのである。
オリジナルは「キンチ」、日本のおいしいそれは「キムチ」でいいのではないか。

by munojiya | 2012-05-02 00:01 | 番外篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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