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2012-05-15 988円の大吟醸酒

988円というのは、庵主の場合四合瓶の値段である。
988円で買える大吟醸酒がセブンイレブンにあったのである。
あの「ワンカップ大関」に大吟醸酒があるのである。←冗談でしょうのあるある。
180ML247円である。四合瓶(720ML)ならぴったり988円である。

なるほど、988円という中途半端な値段はそれだったのか。今気付いたのである。
普通の大吟醸酒の値段はというと、大吟醸酒専門の蔵元である「獺祭」なら1418円である。
ただし、アル添の大吟醸は造っていないので「獺祭/純米大吟醸50%」の値段である。
「手取川」の大吟醸なら1365円である。

銀盤/播州50」は1034円だった。
大吟醸酒は1000円で呑めるということである。
庵主は精米歩合50%の大吟醸を徳俵大吟醸と呼ぶことがある。
値段はお手頃でも、はたしてうまいといえるかどうかが問題なのである。

精米歩合を50%以下に磨いて吟醸造りをしたお酒を大吟醸と呼ぶ。
50%磨いたから大吟醸と呼んでもいいのだと居直った大吟醸を徳俵大吟醸と呼ぶのである。
それが、うまければいいのである。しかし、それが、うまくもなんともない“大吟醸”だった
としたら、それを「大吟醸」として売る見識を疑うのである。988円の大吟醸はまた明日。
by munojiya | 2012-05-15 00:03 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

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