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21グラム

「21グラム」という映画があった。
人は死ぬと21グラムだけ軽くなるという。
それが魂の重さなのだという。
その能書きはこうである。

アメリカで2000人の臨終に立ち会って統計をとったという。
患者を体重計のついたベッドに乗せて臨終前後の体重を正確に計ると、
誰でも21グラムだけ体重が軽くなったという。
それが魂の重さだという。

ツッコミどころ満載の能書きなので
映画用の宣伝文句だろう。
庵主にとっては
21グラムというのは別の意味がある。

庵主が呑めるお酒の量が21グラムなのである。
正しくは呑めるアルコールの量が21グラムである。               
すなわちアルコールの分解時間にして3時間分の量である。
それを越えると肉体に異変を生じるからである。

簡単にいうと
1時間に分解できるアルコールの量は7グラムといわれている。
細かく言うと体重1キログラムあたり0.1ミリグラムであるという。
理屈上はl太った人のほうがよりお酒を呑めるというである。

庵主は
酒を呑み過ぎると覿面(てきめん)に肩にくる。
肩凝りが始まるのである。
知っている人は分かるようにこの肩凝りはきつい。

肩凝りが深夜にかかると
肩が痛くて眠れないほどである。
睡眠不足になるから
朝がつらい、翌日がきつい。

だから、
庵主の酒量はアルコールにして21ミリグラムと決めている。
アルコールの重さを概算1ミリリットルが1グラムとすると
度数15度の日本酒なら約八勺(約140ミリリットル)というところである。

庵主の酒量は
60ミリリットルはいる日本酒グラスに八分目で2杯だから
120ミリリットル弱というところである。
もう一杯呑めるという余力を残してそんなものなのである。

蔵元さんを招いて開催する与太呂会では
6~8種類のお酒を呑むことになる。
庵主は45ミリリットルのグラスにそれぞれ半分しか呑まない。
しめて45×0.5×6杯=135ミリリットルなのである。

お酒の量は呑んでいないのである。
しかも仕込水をたっぷり飲むのである。
ある日とんかつ屋にはいってまずビールを飲んだ。
見た目泡が多いので300ミリリットルとして5%で15グラム。

それだけで庵主のほぼ定量である。
本当はこれぐらいの酔いごこちが一番おいしいのである。
しかしとんかつに合うワインがあるというからそれも一杯。
120ミリリットルとみて12%だから14.4グラムでしめて定量オーバーとなる。

酒がいけないのは酔いが酔いを求めるということである。
和風モスコミュール(焼酎+柚子+ジンジャーエール+おろし生姜)を呑みたい。
200ミリリットルとして度数は5%ぐらいと踏んで10ミリグラム。
しめて43ミリグラム。やっぱり肩に来たのである。
by munojiya | 2005-08-28 01:12 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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