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2012-09-20 缶酒贔屓 「ひのくち三光しぼりたて」

カップ酒心情派という分野がある。
カップ酒をこよなく愛する人達のことである。
容量が手頃なのである。
四合瓶で買ってきたお酒が不味かったら目もあてられない。

1合なら、たとえ自分の口に合わなくてもなんとか呑みきることができるのである。
四合瓶で不味かった時はどうするかというと、庵主の場合は風呂に入れてしまう。
牛乳風呂ならぬ日本酒風呂である。お湯の香りよし、肌の当たりよしの極楽風呂である。
カップ酒のラッパ呑みというか、カップに直接口をつけて呑む直呑みがまたいいのである。

韓国人がインスタントラーメンを鍋の蓋で食べるとうまいというのと同じ感興である。
人前ではできないが、その野卑な振る舞いで口にするのが存外うまいからである。
日本酒には、ガラスのカップではなく、アルミ缶に入った缶酒がある。
容量がこれも1合もしくは200MLといったものである。

庵主はそっちのお酒に目がいくのである。缶酒はうまいという信仰があるからである。
というのも、庵主の贔屓の「ふなくち菊水一番しぼり」がそれだからである。
「ひのくち三光しぼりたて」は、「克正」で庵主を虜にしてくれた三光正宗の缶酒である。
期待を込めて缶の蓋を開ける。グラスに移して口に含む。期待通りにうまい。予は満足である。
by munojiya | 2012-09-20 01:02 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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