2012-11-29 ビールテイスト飲料「キングスバリー」
価値が理解できない代物、それが、以前はノンアルコールビールと呼ばれていて、その呼称は
誤解を招くということで、今はビールテイスト飲料と呼ばれている飲料である。
ビールからアルコール(酒税)を抜いた商品だからビールより安いかというとそうでもない。
経済的にも、味覚的にも非合理的〈ふしぎ〉な飲物がビール風味飲料である。
庵主は、字数を節約するため、それを「ヌキ」と呼んでいる。
さすがに「ガセ」とか「カス」とは言わないのである。
アメリカ産のヌキである「キングスバリー」は350ML缶が88円だった。
トモズというドラッグストアで売っていた。
最近の国産のヌキはアルコール分は0%であるが、米国産の「キングスバリー」はアルコール
分0.5%未満と微量ながらアルコールが含まれている。
0.5%未満のアルコールならノンアルコールと見做してもかまわないだろう。
ロッテの「ラミーチョコレート」は、アルコール分は3%もあるがお菓子扱いなのである。
「キングスバリー」を飲んでみる。やっぱりまずい。というより何かが物足りないのである。
それはなぜか。アルコールといううまさの源泉が抜けているからである。
宝焼酎25度を混ぜて飲んだらやっとうまくなったのである。元の黙阿弥ではあるが。
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キングスバリー(KINGSBURY)
『ビールテイスト炭酸飲料 アルコール分0.5%未満
原材料名:麦芽、コーンスターチ、コーンシロップ、ホップ 原産国名:アメリカ合衆国
輸入者:国分株式会社 東京都中央区(以下略)』
『Traditionally brewed from the finest
ingredients.All but a trace of the alcohol
is removed through a special process that
preserves the malt bevarage flaver』