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2013-01-30 今月の誤植「各界」に入る

本書[貴乃花光司著「生きざま」]の冒頭において貴乃花は《私は横綱になるという父の夢
を果たすため、父の分け身としての人生を歩んできた。各界入りをしてから今日まで、私の中
には常に父の言葉が、父の魂があった》と語っているのだが、この「分け身」という言葉が
本書の中で何度も何度も登場する。
』(典拠)。

単なるワープロの誤変換なのか、それとも書いた人が「カクカイ」を「各界」だと思っている
ものなのか、判断しかねるところである。
いずれにしても、「各界」は「角界」の誤植である。
本人がその時々の真相を語った本だという。

しかし、本人が語るその「真相」があてにならないことが多いのである。
けっして嘘を言っているわけではないのであるが、それが必ずしも本当のことだとは限らない
ということである。こういう記事もある。皇室に劣らず花田家もややこしいのである。
人は、自分が真実だと思っている嘘をつくからである。不都合なことは伏せるからである。

女の人の多くは自分が美人の部類だと思っているはずである。当人にとってはそれは真実なの
である。しかし、客観的にはそれが嘘であることがほとんどである。そういう嘘のことである。
この本に関しては版元が「KAGEROU」のポプラ社だということで、その先は言うまい。
本は版元の姿勢を読むものなのである。そしてお酒は蔵元の姿勢を呑むものなのである。

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庵主が聞いているのは、誰が言いだしたのか分からないこういう話である。
AとBという兄弟がいる。父親はC、母親はDである。
しかし、AはCの父親であるEがDに生ませた子供だという。
それをCとDの子にしたのだという。Cは異母弟を子にしたことになる。

AはEの子供だから、Aには同じくEの血を引いているCと似た面影がある。
そしてBは、実は元横綱FとDの間に生まれた子供だという。
だから、そういわれてみればBの雰囲気はFに似ているように見えないこともないのである。
AとBは母親が同じ兄弟なのである。Bは自分の出生の秘密を知ってしまったのである。

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一方、皇室はというと、万世一系〈おおうそ〉を標榜する高貴な家系である。
これまた誰が思いついたのか分からないこんな話がある。
AとBにはCとDとFという3子がある。CはAとBの子であるが、しかし、Bは、と続く
のだが、さすがにその先は当ブログでは扱いかねるのである。

by munojiya | 2013-01-30 00:01 | 番外篇 | Trackback | Comments(0)

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