2013-02-26 キリンの「濃い味/デラックス」
アル添ビールに「デラックス」はないだろうというのが庵主の予断だった。
本ビールに「デラックス」という言葉は形容矛盾だろうと思っていたのである。
本ビール自体が紛い物だから、紛い物をデラックスと呼んだら笑い話である。
『チェコ産ファインアロマホップ使用』と謳っている。呪文はこうである。
『The deeply rich taste developed by
Kirin’s advanced technology.
It’s truly “deluxe”.』。
本物ビールは原材料が「麦芽とホップ」だけだが、紛い物はやたらと原料が多いと書いている
のだが、実は「濃い味」も原材料は二つだけなのである。
「発泡酒と大麦スピリッツ」である。そしてアルコール分が6%とちょっと高めである。
しかし、『発泡酒(麦芽・ホップ・大麦・コーン・スターチ・糖類)』とくるのである。
さて、「濃い味/デラックス」の味はどうなのか。意外にも庵主にも飲めるのである。
これは結構いい味わいだ。アル添ビールによくあるクリア感(庵主がいうところのスカスカ感)
がなくて味に十分な厚みを感じるのである。苦みの出し方が上手なのか。
もう一度飲んでみたくなる味わいである。「テラックス」も冗談ではないなと思えてくる。