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2013-03-27 わろた

ネットの方言に「わろた」という言葉がある。
標準語なら「笑った」である。
いや「笑わせてもらった」か。
他人〈ひと〉の振る舞いが馬鹿に見えるという優越感の表白が「わろた」である。

この『わろた』(新駄菓子本4番)には、庵主も笑わせてもらったのである。
「わろた」にワロタ。
全国のハローワークで、相談員などで働いている非正規職員の約一割にあたる二千三百人が
この三月でその職を失うという。『仕事も忙しいし、働き続けられると思っていた』のに。

相談員は、他人の就職先の相談に乗ってあげながら、自分の就職先の心配もこなさなければ
ならなくなったというわけである。相談員の就職相談は誰が乗ってくれるのだろうか。
自分で自分の相談に乗るのか。それを自家撞着というのか、芸は身を助けるというのか、
何といって笑っていいのか分からないところがまた可笑しいのである。

FBOのきき酒師〈ききさけし〉の教科書には、お酒にアルコールを添加する目的として、
純米酒では醪に残ってしまう香りをお酒に残すためとか、酒質をなめらかにするためとか、
いくつかの理由が上げられているが、「増量のため」という項目はないのである。それは
アル添の本当の目的ではないからなのだという。わろた。多くはそれで使われているのに。

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3年以上窓口をやっていた非正規職員がどんどん馘首になるんだそうで、5年非正規雇うと
正規職員にしなきゃならない法律があるため、その対策
[使い捨て]らしい』(同上)。
今回は更新となった別の四十代女性は「民間企業で働く人は法律で守られているのに、
非正規の国家公務員は法の隙間にいて守られていない」と訴える。

民間企業が非正規労働者を採用する際は、労働契約法やパート労働法で規制され、雇い止めに
は歯止めがかかっている。
一方で公務職場の非正規職員の場合は、国家公務員法などに基づいて「任用」される。
一年単位で任用する非正規職員を保護する規定はない。
』(同上1番)。

by munojiya | 2013-03-27 00:01 | 笑い話 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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