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2013-06-04 アルコールには悪臭がある

アルコールのことを無味無臭ということがある。
アルコールにはご存じのようにツンとくるアルコールのニオイがあるが、
味はないということになっているのである。
実は、アルコールは十分甘いのである。

間の抜けた味わいのビールテイスト炭酸飲料に、ちょっと(5%ぐらい)アルコールを加える
とやっと味がするようになる。アルコールの甘味が加わるからである。
そんな飲み方をするのなら、最初からビールを飲めばいいのだから邪道ではあるが、
それでアルコールが甘いということを実証することができる。

「甘い」ということは「うまい」ということの大きな要素なので、庵主はその甘さを「甜い」
と書く。うまいというのは多分に心に叶う部分があるから心をくすぐる甘さのことである。
砂糖のような直接的なエグイ甘さではなく、ほんのりと感じるせつない甘さのことである。
そして、アルコールは悪臭を発することがあるのだ。いい酒にも、高い酒にもそれがある。

その悪臭は、日本酒に限らず、泡盛でも、ウイスキーでもそれがあるから、アルコール固有の
臭いではなく、アルコールと他の特定の成分と混ざったときにだけ発生する臭いなのだろう。
口に含んで、口中でその香りを嗅いだときに「藁のような臭い」がすることがある。
そういうお酒さえも「うまい」という人がいるから、その悪臭部分は無視しているのだろう。
by munojiya | 2013-06-05 19:40 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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