2013-07-22 この理屈に勝てるか
どこかおかしいのだが、なぜか辻褄は合っているのである。
人は、お金さえもらえば、いくらでも理屈は考えるものだと見るべきか。
あるいは、物事を冷静に判断するとこういう結論になると見るべきか。
要するに、あとは野となれ山となれという考え方のことである。
人は生きている今が大切なのだから、その後のことは配することはないという考え方である。
野球でいえば、サードは自分の守備範囲で最善を尽くせばいいのであって、ファーストや
セカンドの真似はしなくてもいいというわけである。
サードを抜けたボールはレフトがちゃんと処理してくれるのだから、というわけである。
すなわち、人はどの範囲で生きればいいのかということである。
野球は9人でやるものだから、その全体を見渡さないで野球をやっている選手というのは、
間違っているのではないかという考え方もできないことはないのである。
原発推進派の考え方は守備範囲だけを守っているようなものだから、なんなのである。
お酒は酔えればいいのだから、精製された醸造アルコールを使ったお酒こそがもっとも合理的
なお酒なのであるという考え方もできないことはないのである。
だがしかし、そういうお酒はなぜかうまくないのである。何かが物足りないのである。