人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2013-08-08 やっぱり不味いビールテイスト飲料

ビールテイスト飲料は、かつてはノンアルコールビールと呼ばれていた。
ビールからアルコール分をほとんど取り除き、アルコール分を1%未満にした下手物飲料だった。
どうやって飲んでも不味かったのである。
そんな不味いものを誰が飲むのかと思っていたものである。しかし、その需要は連綿とあったのだ。

ノンアルーコールとは謳っていたが、1%未満のアルコール分が残っていたから、アルコール
に敏感な人が飲んだら酩酊することがあった。
スタミナドリンクを飲んだら、さりげなくアルコールが含まれていて臨検で呼気にアルコール
が検出されてしまったという話があるが、ノンアルビールもそれだったのである。

その後、キリンビールがアルコールをまったく含んでいないビールテイスト飲料「フリー」を
発売したのは2009年4月8日のことである。
で、「フリー」は美味かったのかというと、率直にいって不味かったのである。
しかしそれがヒットした。予想を上回る売れ行きだったのである。ホント誰が飲んでいるのだろうか。

当然、柳の下に泥鰌が二匹である。サントリーの「オールフリー」、サッポロの「アルコール
フリー」、アサヒの「ドライゼロ」と続くのである。いずれも不味さはちゃんと継承している。
連日、暑い日が続くこの時期に、「オールフリー」と「ドライゼロ」を飲んでみた。
それでもやっぱり不味かった。アルコールの甘さがないことには不味くて飲めないのである。

-----

酒税が27円も掛かっている本ビールの350ML缶が98円とか118円とかで売っているお店で、
ビールテイスト飲料は「オールフリー」が同128円、「ドライゼロ」は125円だった。
ぼろ儲けの商品のようである。そんな間抜けな味わいの商品がなぜ売れるのか、庵主にはさっぱり
分からないのである。世の中はさまざまなのである。それでいいのか。

by munojiya | 2013-08-08 00:03 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya