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2013-08-26 放射能の1000倍返しになっちまった

まず、「1000倍返し」という言葉の説明から書いておかなければならない。
流行語を使って文章を書くと、流行りが終わって、その言葉が廃れたときにこれを読んでも、
何を言っているのか分からなくなるからである。
今、テレビでやっている「半沢直樹」という番組〈ドラマ〉が評判になっている。

銀行員が、行内の苛めを跳ね返して出世していくという話で、主人公の半沢直樹が苛められた
ときに、くじけそうになる気持ちを跳ね返す言葉が、「恨みは倍返し」というものである。
恨みが骨髄に至る時はそれが「10倍返し」ということになり、ついには恨みに複利で利息を
付けて「1000倍返し」というところまで進んでいる。

わが国は、先の戦争で、アメリカによって、広島と長崎に2発の原爆を落されたのである。
非人道的な、そして黄色人種を差別する、さらに一般の市民の虐殺を狙った、アメリカによる
ホロコーストを被ったのである。それから68年たった。
複利で膨らんだ恨みは、いまや放射能の1000倍返しになったというわけである。

福一が、毎日、大量の放射能高濃度汚染水を太平洋に垂れ流しているという。
なんていうかもう人類にはどうしようもないから騒いでもどうしようもないんだけど
でもどうすることもできないからどうしようもなくてどうしようみたいな
』(114番)。
明日がとうとう人類の滅びる日だとなったら、その前夜はうまいお酒を呑んで寝よう。

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譬えれば、出血がだらだら続いて止められない状態がこの先ずーっと続くというわけである。
その出血が人知では止めようがないというのである。汚染水は太平洋に垂れ流しである。
人類の運命は、果たして海にどれだけ浄化能力があるかということにかかっているのである。
タンクの容量は有限だが、放射能の高濃度汚染水はこれから永遠〈むげん〉続くのである。

by munojiya | 2013-08-26 07:01 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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