2013-10-09 週刊ビール族26号「くちどけの冬小麦」
毎年、この時期だけに発売されるビールが今年も次々に発売される。
まずは、サントリーの冬季『限定醸造』の「くちどけの冬小麦」から。
庵主の経験則の一つが「サントリーの限定醸造はうまい」というものである。
この「冬小麦」は、その経験則に合致している。
経験則は生きているのである。
商品名通りに『小麦麦芽一部使用』のビールである。
『原材料となる発泡酒において小麦麦芽を使用し、限定醸造しています。』
庵主は小麦麦芽を使ったビールの癖のある味が好みではないが、これは存外いけるのである。
うまいとは思わないが、なぜかすーっと入ってしまうのである。
リキュール仕様の、即ちアル添のビールだから、味わって飲むと味はスカスカなのだが、
味わう以前に、その軽快感が、なぜか爽快な飲み心地なのである。味わいなのである。
添加しているスビリッツ(アルコール)も小麦が原料とあって、これまた存外気を使って
造っているようだが、アルコールは蒸留されたものだから、こだわりにすぎないだろう。
廃糖蜜から造ったアルコールを添加しても大して味わいは変わらないのではないだろうか。
こだわるというのは、どうでもいいことに固執することである。ビールはそれでいいのか。
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サントリー「くちどけの冬小麦」ALC.5%リキュール(発泡酒)① 缶影
2013年10月1日新発売。350ML缶118円。飲んだ日=10月8日。
『●原材料:発泡酒(麦芽、ホップ、糖類)、スピリッツ(小麦)、炭酸ガス含有
●サントリー酒類(株)(港区台場) ●製造年月純2013.09下旬』