2013-11-07 奇跡の一枚
ワイン漫画の題名だったか。
いかにもうまそうな、そして至上のワインを想像させるいい惹句〈つかみ〉である。
呑み手の夢をかきたててくれるのである。どんなにうまいワインなのだろうか、と。
日本酒のそれは何と言うのだったっけ。
「神の一滴」だったか。神を味わってみたくなるではないか。
それを聞いたら呑んでみたくなる魔法の言葉なのである。
お酒ではないが、こういう言葉もある。
「無敵の歌声」(その映像の米欄にあるコメント。欄外に引用)。
だれの歌なのか、どんな歌なのか、気になるのである。聴いてみたくなるのである。
そして、確かに、まさしく、そうとしかいえない歌声なのである。
これには納得しちゃうのである(映像にリンク。音が出ます)。うまいこと言うものだと。
「奇跡の一枚」(典拠117番)という言葉もある。その一枚を見てみたくなるのである。
『アイドルって実在するんだな はじめてしった』(同前110番)。
しかし、庵主は、なるほど、と遠目に頷くのである。
庵主は、最近の若い人の歌とか、その感性にもう付いていけないのではあるが。
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『本当にこの時代の飯島真理の歌声は、無敵だよなあ。スゲー!』
それは、いうなれば、神様の旋律と天使の歌声の奇跡の邂逅だったのである。
斯界で神様といえば、もちろん筒美京平のことである。黒澤明を天皇と呼ぶが如し、で。
歌は残るのだ。しかしお酒は残らない。呑まれてしまうから。だから呑むのは今なのである。