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2014-04-04 日本人も劣化している

自分の姿は自分では見えないのである。
自分の、客観的な声は、自分では聞こえないようにである。
録音した声を聞いて、初めて自分の声が他人にはどう聞こえているかを知ることができる。
自分では、いつくになっても若いと思っているものである。

しかし、子供は自分の容姿を見て、ちゃんと、おじさんとか、おじいさんと呼んでくれる。
自分の客観的な姿は他人が見た姿にあるということである。
すなわち、自分を見ている他人の反応が、自分の姿なのである。
何を言いたいかというと、自分の客観的な姿は他人の反応を見れば分かるということである。

それが、自分に対する他人の反応は自分の姿を映した鏡だ、と庵主が言っている内容である。
主観というのは美化された自分である。実際の自分はそれほど美しくはないという事である。
お酒がうまいという主観は、美化された評価である。
自分はお酒が判るという能力を暗に美化しているからである。

そういう主観は、日本人全体にもあるのだ。日本人の実像は外国人に見えている姿である。
辛淑玉さんがいう。『「日本人の朝鮮人化」が進行しつつある。』(典拠)と。
外国人にはそう見えるのである。すなわち、日本人も劣化しているということなのである。
韓国の酒の客観的評価も外国人の反応による。庵主は未だそのうまい酒を知らないのである。
by munojiya | 2014-04-04 00:03 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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