人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2014-06-01 十九の春

「十九の春」という歌がある。
沖縄の歌である。歌詞がせつない、やるせない。騙され女の恨み歌である。
「私があなたに惚れたのは、ちょうど十九の春でした
いまさら離縁というならば、元の十九にしておくれ」という歌である。

その歌詞から、その歌は『不倫の歌を借りた国是の歌として焼直せばまた別の解釈が生まれる。
この歌の内容を沖縄、台湾、韓国その他アジアの諸国に重ね合わせて下さい。見事に大東亜
戦争で戦い力尽きた人々の声が聞こえます。まさに主さんとは日本国を指しています。主さん
が確りしなければ他国は立つ瀬が無い。
』(典拠)と展開した人がいるという。

つまらない映画のストーリーにこじつけて、この映画はこういう意味を裏に隠して作られた
ものだと展開する遊びを「裏目読み批評」という。映画を面白く語る芸である。
同様に、高田恭子の「あじさい色の日々」を裏目読みしたのは庵主である。
「六月の女」というのは、五月、六月の六月ではなく、六十歳の女という意味なのだ、と。

「八月の鯨」という映画があったが、あの八月も八十という意味だろう。その六月である。
今、六十の女といえば、客観的には老齢だが、気持はまだまだ若いのである。
そんな女のゆれる気持を唄ったのが、「あじさい色の日々」なのだと。
まずいお酒も、裏目読みでおいしく呑めるようになるかもしれない。庵主も芸を磨かなきゃ。
by munojiya | 2014-06-01 00:04 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya