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2015-01-01 トップクラスの演説

庵主が、「いかがわしい」という枕詞を付けて見ているのが山本太郎議氏である。
園遊会で、天皇陛下に直接親書を手渡そうとした“逆賊”である、というイメージしか
なかったが、しかし、その街頭演説はトップクラスなのだという。
立候補した際の街頭演説ではベテラン議員顔負けの演説を披露している。』(典拠)。

庵主は、街頭演説のトップ級というのはこれとかこんな感じなのかと思っていたのである。
しかし、街頭演説というのは人を集めるというのがその条件なのである。香具師と同じだ。
演説というは人心をくすぐるということだからである。人に買いたいと思わせる芸なのだ。
だから、誰も聞いていない所で演説をしても意味がないのである。

仮に中身がない演説であっても、こういう街頭演説は「大物級」とでも呼べばいいのか。
その内容について辛口評論家はこう解説してくれるのである。
また人気俳優に囲まれての演説などもまたトップ級なのだろう。「客寄せ」ともいうけれど。
で、その山本太郎議氏の演説である。

確かに上手である。聞き入らせる実力がある。演説を越えて話芸の域(脚注)に達している。
芸人にはお金を払って楽しむように、この演説ならお金を払っても聞きたくなるではないか。
日本には多くの議員がいるが、半径5メートルで生活していると接点がないので知らなかった。
しかし、うまいお酒とはなぜか接点が多いのである。細川候補は完敗、庵主は乾杯である。

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収入も名声もなげうって日本の未来のためだけに動いてるこの人を信頼しなくて誰を信頼
するんだー! 山本太郎さんを衆議院へ!
』(同前米。次も同じ)。
収入も名声もないから、生活の活路を求めて立候補したのじゃなかったっけ。
さすが役者だから演技は上手いけど、ウソばっかり言わないで。』。才能の有効利用である。


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(脚注)
山本太郎議氏の街頭演説は、宇野正美先生やリチャード・コシミズの域に達している。
ツカミのうまさ、話の面白さ、その気合感がヒシヒシと伝わってくる快感が味わえる。
うまいお酒で味わえるあの快感と共通するそれが人の心を掴むのである。気合に共鳴するのだ。

by munojiya | 2015-01-01 00:04 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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