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2015-01-21 新・日本酒の「その臭い」について

映画がヒットすると続編が作られる。それもヒットすると、さらに第三作が作られる事が多い。
例えば「男はつらいよ」、「続・男はつらいよ」、そして三作目は「フーテンの寅」を表に
出してきたが、第4作が「新男はつらいよ」になっている。
それが受けるという事になってさらにシリーズ化されると「盆暮映画」と呼ばれる事になる。

前後篇でまとめるつもりだった「その臭い」の話が延びてしまったのである。
日本酒には、フルーティーともいわれる吟醸香もあるが、しかし、同時に、あってはならない
「その悪臭」が出てくることがあるのである。←いいお酒でも「その臭い」があることがある
からどうしようもないという諦めと失望の「あるのである」。

鑑評会の出典酒にもそれがあるものがあるのに、それが金賞なり入賞しているということは、
「その臭い」はお酒の欠点とされていないのだろうか。庵主は「その臭い」を嫌うのである。
うまいお酒を別嬪と呼ぶとしたら、「その臭い」は言うならば美人の屁に思えてしまう。
しかも臭いから、九仞〈きゅうじん〉の功を一簣〈いっき〉に虧〈か〉くといったところである。

庵主は、欠点のあるお酒がうまい酒だと言っているが、「その臭い」だけはまっぴらである。
よくあるのは、冷やの時はあまり感じないが、燗をつけたらそれが際立つという酒である。
ひょっとすると、「その臭い」が米本来の臭いで、吟醸酒などはそれを逆に化粧で誤魔化して
いるのかとも思うのである。「その臭い」の正体についてはまた次回送りになってしまった。
by munojiya | 2015-01-21 00:05 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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