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2015-02-12 スパークリング清酒「花の香702」

ワインにはスパークリングワインという分野がある。
通称「シャンパン」と呼ばれているワインである。
「シャンパン」というのは固有名詞(地域限定という意味で)なので、炭酸ガスがいっぱい
つまっている発泡性のワインは普通名詞ではスパークリングワインと呼ぶ。

日本酒にもその分野が出来つつあるのである。
炭酸ガスを含有した清酒はこれまでも細々とは造られていたのである。
「低アルコール清酒」というのがそのタイプの日本酒である。
アルコール度数が7~8度前後の、甘めの味わいが楽しめるお酒である。

その中で庵主の一押しが「花の舞」の「ちょびっと乾杯」である。
これは「うまい」が、人には勧めないのである。庵主には合うが、甘いお酒だからである。
そのうまさの核心は、甘美としか言い様のない綺麗な甘味もさることながら、その酸味が実に
美しいという事である。ただその酸味は言うならば「萌え」に近いものなので人には勧めない。

「著美乾」(「ちょび乾」の漢字書き)が確立したといえるその分野に新しいお酒が加わった。
「花の香〈はなのか〉702スパークリング」である。アルコール分は8%である。
基本的には甘いお酒なので「呼込酒」である。2杯は呑めないのである。
その分野のお酒は高級サイダーだと思っていただければいい。うまいけど高いのである。

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そのタイプのお酒で手に入りやすいのは「松竹梅」の「澪〈みお〉」だろう。
低アルコールの甘いお酒では「すず音〈すずね〉」が先駆者だろう。
それを磨いて、「甘い・酸い〈すい〉・せつない」と三味一体のお酒に仕上げたのが「著美乾」
である。「せつない」というのはどういう味かというと「うまい」の最上級の事である。

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花の香酒造株式会社「花の香702スパークリング」375ML713円(税税込)  瓶影
庵主が呑んだ日2015年2月11日 (製造年月)26.12
清酒[発泡性]①原材料 | 米・米麹(国産米使用)』『花の香酒造株式会社 熊本県
玉名郡和水町西吉地2226・2 電話0968・34・2055


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このコピー(広告文案)が上手だ。
702の由来は、オレンジのような華やかな香りを出す
清酒酵母「7号酵母」を使用したシリーズで
発泡タイプの日本酒です。

酸味と甘味のバランスを絶妙に整え、
微発泡でキレのあるスパークリング日本酒として
誕生しました。
花の香〈はなのか〉702スパークリング

by munojiya | 2015-02-12 00:10 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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