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2015-06-05 「道〈どう〉」に堕す

武道という。
武は道〈どう〉だというのである。
剣道、弓道、手裏剣道(そんな道はあったっけ。手裏剣はまだ術か)という。
柔道という。空手道(そんな道はあったっけ。漫画の題名だったかも)ともいう。

武とはなにか。
漢字は知恵者である。
武とは「戈を止める」ということである。
身を守るということである。攻撃を防ぐという事である。攻めるという事ではない。

ついには、極道という。青雲和尚はそんな「道」があってたまるかと一喝する。
「道〈どう〉」とは何か。
庵主が思うに、「ひとりよがり」という意味なのだろう。「うぬぼれ心」とでもいおうか。
「茶道」というのもある。「珈琲道」というのもあるらしい。勝手にやれ、というしかない。

幸いなことに、そして有り難いことに「酒道」なんぞという野暮なものはないのである。
お酒を呑むのに、そんなことを言うのは馬鹿だという認識があるからである。
酒呑みの先達は賢かったのである。酔っ払いに見識を求める方が間違っているからである。
庵主の出は「北海道」である。あとはもう何も言うことはないのである。庵主は道なのである。
by munojiya | 2015-06-05 00:04 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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