人気ブログランキング | 話題のタグを見る

呑まれちゃった年金資金

川柳で、お金を呑まれてしまったと
からかわれているのが
酒店主でつくる全国小売酒販組合中央会の年金共済資金不正支出事件に伴う
横領事件である。

関係者からの告発にはこうある。
その責任が逮捕された関秀雄元事務局長だけの問題であるわけがない。
現在は中央会の会長をやっている藤田利久も絡んでいることは当たり前だろう。
当時の年金運営委員会の5名の委員のうちの一人だったのだから、と。

そういえば、
1億円を受け取った元総理大臣がそのことをすっかり忘れてしまい、
闇献金事件となったときに
当時、平成研の会計責任者だった村岡兼造だけの責任とされたことがある。

そんなわけがないことは常識でわかるが、
マスコミは、本当にアホなのか、それともお利口なのか、それは指摘しないのである。
いまどきのマスコミは強いものに対してなあなあですませてしまうから
信用しない人が増えるのである。

日本人が大好きな正義を忘れた
新聞・テレビ・雑誌など
だれが信用するかい、
といったところである。

その中央会には関連政治団体として全国小売酒販政治連盟(酒政連)という
右翼結社の名前みたいな組織があって
元事務局長は酒類販売免許の自由化に抵抗するために
酒政連が政界工作を展開したときの中心人物でもあったという。

だから、
本人が着服しましたといっているからと報道されていても
どこまで真実なのかわからないのである。
さきの村岡兼造の場合などは私ははめられたと「真実」に歯向かっているのである。

酒類販売免許の原則自由化の流れに抵抗して陳情活動を展開した酒政連は
関秀雄の活躍で
特定地域での酒店の新規参入を制限する議員立法の緊急措置法を成立させたという。
一部地域では酒販免許の申請を受理しないということになった真相だったのである。

法を曲げるほどの成果を上げるまでによく頑張った人なのである。
できれば、
もっとお金をばらまいて
酒類販売免許の規制をもっと厳しくしてほしかったと庵主は思っている。

最低限のお酒の知識もない酒販店や「児童」販売機で子供に酒を売るような店には
販売を許可しないということにまでもっていってほしかった。
どこにでも酒が売っているという状態が異常なのである。
もっとしっかり酒類販売免許の自由化に反対してくれたらよかったのに。

酒は有害食品である。
その害が緩慢だから数多く売ってもいいというものではない。
同時に徴税商品である。
法律でいくらでも利益を確保できる商品だから多売の必要はないのである。

氾濫する酒には威厳がないのである。
もっと酒をまじめに、そして大切に取り扱ってほしいのである。
酒を食い物にする、おっと、飲み物にするか、
酒にたかる人たちの実態をさらけだしちゃえばいいのである。

その呑んだお酒を
今度は
真実といっしょに
洗いざらい吐いちゃえばいいのに。
Tracked from 多摩急行電氣鐵道之電網日誌 at 2005-12-06 12:12
タイトル : [ニュースコラム]酒政連事件と造反者潰し
酒政連の贈賄が今になって判明した謎全国小売酒販政治連盟(酒政連)の本支部による政治献金が2000年から2004年にかけて、寄付やセミナー会費などの名目で計300万円以上、現職閣僚側にも渡っていたことが2005年11月頃になってやっとニュースになった。 各マスコミは「政治家..... more
Commented by Tukasa-gumi at 2005-11-23 01:52
パチパチパチっ
賛同でございます。
by munojiya | 2005-11-23 00:35 | Trackback(1) | Comments(1)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya